4188型は、中程度の感度を持つ安価なマイクロホンが必要とされる自由音場での測定用に設計されています。4188型は偏極型であるため、CCLDと従来のプリアンプの両方で使用可能です。
使用事例
- 中間クラスのサウンドレベルメータ(騒音計)
- IEC 61672 クラス1 に準拠した測定
- ランダム入射測定
- 可搬型音響測定装置
- 偏極型のため、4188型はバッテリー駆動の測定装置や多湿環境下での使用に適しています。
自由音場型マイクロホンの用途
高周波数においては、反射や回折の影響によってマイクロホンのダイアフラム前方の音圧が上昇します。感度を補正しなければ、この影響によって出力電圧が増大してしまうことになります。自由音場最適化とは、0度入射時の自由音場応答が平坦となるようにマイクロホンの周波数特性を設計することです。4188型は保護グリッドを装着した状態の特性が最適化されています。
自由音場型マイクロホンは、無響室や反射面から遠く離れた位置などで一般に用いられます。その他にも、スピーカやマイクロホンの測定のような一般的な電気音響測定で用いられます。
4188型は IEC 61672 クラス1 のサウンドレベルメータと組み合わせるのに適しています。また、丈夫で安定した自由音場マイクロホンが求められる一般の音響測定で、上限周波数が 12.5 kHz で十分な場合に適しています。DZ-9566型ランダム入射補正器を使用することにより、ANSI規格に準拠したランダム入射測定にも使用できます。
安定性
4188型は、プレス加工されたステンレス性のダイアフラムと、特別な方法で取り付けられたバックプレートにより、すぐれた長期安定性を犠牲にすることなく特に頑丈なマイクロホンとなっています。4188型は、IEC 60068-2-32 の1m落下試験に耐えます。
TEDS マイクロホン
4188型は、CCLDと従来のプリアンプのどちらと組み合わせてもTEDSを使用可能です。TEDSマイクロホンは1つのユニットとみなされ、クリーン環境で密封されています。TEDSには実際のカートリッジの負荷時感度が記録されているため、データをすぐに使用できます。デフォルトのTEDSテンプレートは IEEE P1451.4 ですが、リクエストによって IEEE 1451.4 も使用可能です。
- Capacitance
- 12 pF
- Diameter
- 1/2
- Dyn. range
- 15.8 – 146 dB
- Freq. range
- 8 – 12500 Hz
- Inherent noise
- 14.2 dB A
- Lower limiting frequency -3dB
- 5 Hz
- Optimised
- Free field
- Polarization
- Prepolarized
- Polarization voltages
- 0 V
- Pressure coefficient
- -0.021 dB/kPa
- Sensitivity
- 31.6 mV/Pa
- Temperature coefficient
- 0.005 dB/ºC
- Temperature range
- -30 – 125 ℃
- Venting
- Rear
- Weight
- gram
- Sound field
- Free-field
- Input type
- Classic
- Microphone type
- Free field
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