4326-A型

小型3軸圧電型チャージ加速度ピックアップ(ケーブルを除く)

互いに垂直な3方向を高次に同時測定するために設計されています。

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4326-A型と4326-A-001型は特許取得済みの軽量3軸圧電型ThetaShear加速度ピックアップで、三つの独立した出力で互いに垂直な3方向の同時測定が可能です。各変換素子は個別に校正されます。

使用事例

  • 軽い構造物や狭い空間での一般目的の多軸振動および衝撃測定

コネクタで生じる摩擦電気ノイズを避け、測定の信頼性と確実性を最大にするために、三つのコネクタに特に注意が払われています。両加速度ピックアップには三つの独立した頑丈な10-32 UNFコネクタが採用されています。

特徴

この圧電型加速度ピックアップはチャージ出力となります。感度は、単位加速度あたりのチャージ(pC/ms^-2)として表されます。

ThetaShearは、2枚の圧電板に両脇を挟まれた中央のサイズモ質量を保持するスロット付き円筒形の支柱で構成されています。このアセンブリは、カバーによりしっかりと固定されています。最適な精度と信頼性を確保するために、アセンブリを保持するための接着剤には分子接着以外は使用されません。ThetaShearの設計には、最高の測定安定性、優れた感度対重量比、および外的環境影響に対する低い感度が組み合わされています。

ThetaShearの原理の特筆すべき特徴は、横方向の共振周波数が常に10%の周波数制限の外にあることです。これにより、加速度ピックアップの有用な周波数範囲での直交振動成分からの干渉を最小限に抑えることができます。ThetaShearの設計は、ベースひずみ、磁気感度、音場などの他の環境影響にも優れた耐性を提供します。

バージョン

チタン酸ジルコン酸鉛PZ 23が圧電素子として使用されています。4326-A型と4326-A-001型は、重量および温度範囲が異なります。4326-A型の筐体はアルミニウムで、4326-A-001型の筐体にはより頑丈で重いチタンが使用されています。

取り付け

可能な限り柔軟に取り付けられるように様々な工夫がされています。UA-1408、UA-1473、およびUA-1474 取り付けクリップを使用すると、すばやく簡単に取り付けられます。6面のうち5面に接着セメントまたは取付け用ワックスを使用して取り付けることができます。試験対象にねじ穴を加工することができる場合、4504-A型は、本体を貫通した取り付け穴で上部から取り付けることができます。ベースには、トップマウント用の3本のM2ネジを使用することができます。

特にマルチチャンネル測定で問題となるグラウンドループノイズは、検出素子を共通ボディから電気的に絶縁することにより回避できます。4326-A型および4326-A-001型は、信号グランドに対してこのような電気絶縁機能を持ち、10 MWを超える抵抗を持ちます。

4326-A型 の電気絶縁は、完全に硬質陽極酸化された共通ボディからもたらされ、三つの円筒状の取り付け穴で絶縁されています。硬質陽極酸化された取り付け面は、さらなる絶縁性を提供します。

4326-A-001型の電気絶縁は、三つの検出素子の特殊な取り付け技術に基づいています。検出素子は非導電性接着剤を使用して、共通ボディ内の穴に接合されています。個別に絶縁された三つの検出素子により、測定セットアップにグランドループ電流が発生するのを防ぎます。これはエンジン試験などで特に有益です。

ケーブルクランプ

小型加速度ピックアップを使用する場合、ケーブルから加速度ピックアップのコネクタに加えられる力により、ケーブルが測定結果に影響を与える可能性があります。これにより、約200 Hzまでの周波数で加速度ピックアップからの出力に振幅の不規則性が生じることがあります。これは、フレキシブルケーブルを使用することで低減できます。低周波における問題を効果的に低減するには、一般的にケーブルをクランプすることを推奨します。一つの方法として、加速度ピックアップの近くでケーブルに小さなループ(最大直径30 mm)を作り、取り付け用ワックスまたは両面テープで取付けた加速度ピックアップのベースの横にケーブルを固定する方法があります。これにより、ケーブルにより動的に誘発されるノイズも低減されます。

校正

校正チャートで提供される感度は159.2 Hzにおける20 ms^-2の加速度で測定されています。99.9%の信頼水準について、工場出荷時校正の精度は±2%です。

Freq. range
– Hz
Temperature
-55 – 175 ℃
Weight
13 gram
Sensitivity
0.316 pC/ms^-2
Residual Noise Level in Spec Freq Range (rms) ±
0.30 mg
Maximum Operational Level (peak)
3000 g
Connector
10-32 UNF
Mounting
Screw Clip
Accessory Included
None
Clip/Stud/Screw included
None
Unigain
No
Triaxial
Yes
TEDS
No
Applications
General Purpose, Miniature
Unit
pC
Resonance frequency
kHz
Maximum Shock Level (± peak)
3000 g