Telecom - GN Resound

補聴器開発のためのロボット制御式音響ホログラフィ

世界有数の補聴器メーカーGN ReSound社から、統計的最適化近距離場音響ホログラフィを搭載したロボット制御式測定機能をもつ特別なターンキーソリューションの依頼を受けました。

ReSound logo

リーケージや振動を原因とするフィードバックの識別は補聴器設計者にとって難題です。世界有数の補聴器と聴覚診断機器メーカーGN ReSound社から、ブリュエル・ケアーはターンキーソリューションの依頼を受けました。このソリューションは統計的最適化近距離場音響ホログラフィ(SONAH)によるロボット制御式測定機能をもちます。また、必要となる開発期間を一定にし、GN ReSoundの知識ベースを構築するための洞察力を向上させてきました。

課題

新しい設計に必要なデバイスの性能とゲインを達成できるかどうかは予測できませんでした。特に、ハンドヘルドアレイを使用した従来のコンフォーマルマッピングをやめることが重要でした。GN ReSoundは小さな対象物に対し、自動的に高精度で再現性のあるコンフォーマルマッピングを実施できるソリューションを必要としていました。

ソリューション

ターンキーで、特許を取得しているSONAH技術を使用するロボットソリューションはGN ReSoundが必要としていた精度と再現性を提供しました。このソリューションは、主に、プローブマイクを保持するロボット、ロボットコントローラとLAN-XIモジュール、そしてPCワークステーションの三つの部分で構成されていました。

結果

新システムにより、以前は実施不可能であった高精度の音響インテンシティー計測と小さな対象物の高解像度マッピングが可能になりました。このシステムの精度の高さのおかげで、モデリング、シミュレーション、検証などの開発プロセスに必要な時間が20%も削減されました。また再現性も改善されました。