8405-G型(8710型、7698型 、BZ-5265 後継)

BK Connect Sound Quality Metrics

ポスト処理のためにデータを収録し、アコースティックエミッションをヒトの反応に応じた定量化を行い、製品の音を特徴付けます

問い合わせ・見積依頼

このBK Connect®オプションでは、音圧などの純粋な物理量ではなく、音に対する人間の主観に密接に関連するパラメータを使用して、製品の音質評価を分析します。このソフトウエアは、「ラウドネス」などの音質メトリクスを用いて、収録された測定値を分析することができます。エンジニアリングターゲットを達成し、潜在的な変更による価値を理解するのに、ユーザーはこれらの音質パラメータを使用して、サウンドをフィルタリングすることができます。 

使用事例

  • 録音後の解析と編集 
  • 複数の録音ファイルのバッチ処理
  • 競合他社と現在の製品のベンチマーク 
  • 重機の開発と評価
  • 会話明瞭度の評価
  • 騒音アノイアンスの調査

音質 VS 音圧

従来の物理的な音の分析は、空気中の音を対象としています。音質メトリクスは、特定の周波数の好みなど、脳に到達する前の音に耳が及ぼす影響を測定します。また、音質メトリクスは、音が我々にどのような影響を与えるのかを心理的なプロセスがどのように特定するのかを測定することもできます。Zwickerラウドネスなどのいくつかのメトリクスでは、音信号に時間、周波数的に適切に重み付けることにより、ヒトの耳がどのように音を知覚するかを把握することを試みます。明瞭度指数のような他のメトリクスは、音源の近くでどの程度会話が聞きやすいかなどの要因を定量化します。複雑な心理音響現象の結果を表記するために、これらの客観的な音質メトリクスの組み合わせを用いることで、明確なエンジニアリングの方向性を示す反復可能な方法で、確実に定量化できます。

結果

音圧レベルなどの従来の単位系の他に、「ラフネス」や「シャープネス」などの音質メトリクスの分析結果を表示できます。また、スペクトログラムディスプレイではスペクトル成分を表示しながら、サウンドを再生することができます。ユーザーは、時間歴データの有効な範囲だけを選択することもできます。

機能 

  • 標準的な音響振動分析に音質メトリクス計算を統合
  • メトリクス計算と同時にスペクトルとオーバーオール広帯域分析を実行
  • 主観評価と客観的なメトリクスの相関
  • 複数の製品の比較

音質メトリクス

  • ISO 532-1 2917 定常ラウドネス、ラウドネスパーセンタイル、ラウドネスレベル
  • DIN 45631 time-varyingラウドネス
  • DIN 45631/A1 
  • バイノーラルラウドネス - Robinson and Whittle、Moore-Glasberg 
  • DIN 45692 シャープネス
  • 変動強度
  • ラフネス
  • 明瞭度指数
  • トーントゥノイズレシオ - ANSI S1.13 
  • プロミネンスレシオ - ANSI S1.13
  • トナリティ - Terhardt 

特徴

  • グラフィカルなドラッグアンドドロップ分析プロセスチェーン
    すべてのBK Connectの分析は、録音後解析プロセスを設定するためにグラフィカルなプロセスチェーンの概念を使用します。これには、結果のフィルタリング、分析、表示および保存のための各種エレメントが含まれます。これらのエレメントはそれぞれ設定できます。プロセスチェーンをファイルにエクスポートしてEメールで送信することができるので、他の人は定義済みの標準化された処理を繰り返し使用できます。
  • 自動化された処理
    BK Connectは、インポートされた複数のデータをシーケンスまたはパラレルに分析するバッチ処理を実行し、生産性を最大限に高めることができます。時刻歴データは、ネットワークドライブから自動的にインポートすることもできます。さらに、自動レポート作成のオプションもあります。