マイクロホンアレイ

マイクロホンアレイ

マイクロホンアレイは、様々な騒音源の詳細な騒音マップを迅速に作成します。2本のマイクロホンユニットから数百のマイクロホンによるアレイまでさまざまな用途に対応した幅広いラインナップを提供しています。

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マイクロホンアレイは、様々な騒音源の 詳細な 騒音マップを迅速に作成します。2本のマイクロホンユニットから数百のマイクロホンによるアレイまで様々な用途に対応した幅広い ラインナップ を提供しています。

具体的なアプリケーションに対し、カスタマイズプロジェクト部門がお客様の要件を満たすようにアレイ、解析ソフトウェア、ポジショニングシステム、ロボットなどを含む、トータルシステム の構成を支援いたします。

その例として、1つのリファレンスマイクロホンとロボット制御マイクロホンで構成された 補聴器の音漏れを検出するための測定システムや、産業用変圧器の製造中の品質管理に使用される測定システムが挙げられます。 

 適切なアレイを選択する際に考慮すべき重要な要因:

  • 環境(キャビン内装、屋内、屋外、水中)
  • 関心のある周波数範囲
  • 騒音マップに必要な空間分解能
  • 騒音源までの距離(近距離場または遠距離場)
  • 音源の種類(定常または移動)

球形アレイ

用途:キャビン内、屋内

球面ビームフォーミングは、1回の簡単な測定に基づいて、あらゆる音響環境で全方向の騒音マップを提供します。SHARP(特許出願済)と呼ばれる球面調和関数に基づくアルゴリズムを使用しています。

球面ビームフォーミングは、周囲の一部だけをマッピングする他の方法とは異なり、球面アレイを使用して全方向の騒音をマッピングします。球に搭載された12台のカメラがすべての方向の写真を撮影します。

これらの画像は音響マップの背景として使用されます。球面ビームフォーミングは、音響環境の性質について仮定していないため、自由音場および残響がある環境の両方で使用できます。

球面ビームフォーミングは、一般的に車両や航空機のキャビンのような閉じた半減衰空間で概要サウンドマップを作成するために使用できます。

平面ホイールアレイ

用途:屋内、屋外

当社の革新的なホイールアレイは、用途に応じて、多くの直径やマイクロフォン構成で提供しています。これらはPULSEビームフォーミングソフトウェアと併用し、使いやすさと操作性を最大限に維持しながら最適な結果を生み出すように設計されています。 

主にビームフォーミング測定に使用されますが、アレイを音源に十分近づけることができる場合、同じアレイを音響ホログラフィ測定に使用することもできます。

折り畳み式アレイ

用途:屋外

折り畳み式アレイは輸送が容易なので、屋外の大きな音源の測定に適しています。完全にフラットにして使用するか、アームに角度をつけて漏斗状のアレイとし、アレイの後部からの無関係な騒音を、周波数に応じて最大10dBまで抑えることができます。

折り畳み式のハーフホイールアレイは、地面からの反射が強い場所で使用されます。(車両の通過騒音の測定や風洞での高速列車模型の空力騒音測定など)

ハンドヘルドアレイ

用途:キャビン内、屋内

ハンドヘルドアレイは音源に近い音場を測定します。車両内や複雑な機械の付近での音漏れ検知やコンフォーマルマッピングなど、スペースが限られている場所での測定に利用できます。

関心のある周波数範囲に合わせて様々な間隔(25 mm~40 mm)が用意されており、両面アレイは残響環境での測定を容易にします。

グリッドアレイ

用途:屋内

音響トランスデューサ(マイクロホンまたはハイドロホン)の規則的な格子は、試験物体の近くの定常音場の測定に最もよく使用されます。

ロボットと併用することにより非常に正確な測定点の位置出しが可能になります。これにより、近距離場音響ホログラフィソフトウェアは、非常に高い空間分解能をもつサウンドマップを作成することができます。