SonoscoutがさらにCANをサポートします
07 Jul 2017
NVHデータ収集に秀でたSonoscoutが、さらにCANバスインタフェースを備えました。
ブリュエル・ケアーのポータブルNVHレコーダ Sonoscoutが、CANバスデータをサポートします。この小さな変化は、大きな違いをもたらします。これにより、サードパーティのハードウェアなしに、Sonoscoutは検証のトータルソリューションと、出先や製品検査現場でのエンジニアリングが可能にします。
「従来のシンプルで直感的なiPad®インターフェースと合わせ、Sonoscoutは車両計測に最も適したソリューションのひとつとなりました」と、ブリュエル・ケアー Product ManagerのMartin Qvist Olsenは言います。
CANバスから得られるアクセルペダル開度やエンジン回転数などの情報を連続的に表示することで、Sonoscoutによる計測の際の信ぴょう性を最大化し、データ比較のための計測や解析を容易にします。バイノーラルヘッドセットや、4100型 音質評価用HATS、もしくはHEAD Acoustics社のデジタルHATSを使用すれば、Sonoscoutは車室内の音をリアルタイムにキャプチャーできます。
収録直後に、データは簡単に検証できます。時刻歴データを再生して、聞いて確認し、シンプルなタッチ操作でデータを調査することができます。PCへのデータ転送は、5種類のファイルフォーマットをサポートし、簡単なツールを備えています。
収録に加え、Sonoscoutアプリケーションは収録現場でデータの可否判断を可能にするだけの分析機能を備え、Microsoft® Officeアプリケーションを組み合わせれば、簡単なレポート作成も可能です。
Sonoscoutには、以下のような特徴的な機能があります
- 自動校正機能
- CCLDトランスデューサの自動認識のためのTEDSサポート
- FFT、次数比分析、スペクトログラム表示と音質評価メトリクス
- 車両CANバス(OBD-IIもしくはJ1939)のデータ収録