8405-B型(7773型後継)

BK Connect Advanced Frequencyオプション

回転機械や往復機械の振動分析と障害検出のためのエンベロープと復調、および高度なIIRフィルタ

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このBK Connect®オプション は、 8403型 BK Connect Data Processing または に時間相関、振幅復調またはエンベロープ分析、および無限インパルス応答(IIR)フィルタを追加し、機械の振動を分析します。回転または往復する部品の損傷などの障害により引き起こされる振動パターンまたは衝撃インパルスの変化を見つけることが目的です。ソフトウェアは、トランスデューサからデータ収集ハードウェアを介して得られる時間信号を分析します。 

使用事例

  • ローラーベアリング要素の障害検出(ローラーの障害や内輪および外輪の割れなど)
  • 歯車のヒビや破損などのギアボックスの障害検出 
  • バルブ開口部および閉鎖部、または燃焼などのインパルス的イベントの発生に対する機械のデューティサイクルのモーメントの決定
  • 破損または歪んだタービン翼および誘導モータのローターバーの故障または割れの特定

機能 

  • ベアリングの内輪、外輪またはローラーの割れの特定 
  • インパルス変調の特定 
  • 変調信号のスペクトルおよび時間表現の検出
  • より明確な信号出力
  • 異常の曖昧性解消 - 一時の現象と単一の異常の遅延された繰り返しを識別

機械の小さな障害は通常は聞き取れず、過度の危険な振動レベルに達して初めて、障害が聞こえます。振動レベルは機械部品の動作速度で変調されるため、これらの障害の検出は困難です。

エンベロープおよび復調分析
エンベロープおよび復調分析は、ギヤボックス、ベアリング、タービン翼、燃焼エンジンまたは往復機械などの機械の固有振動数に障害が振幅変調効果を与える場合に使用できます。

エンベロープ検出または振幅復調は、振幅変調信号から変調信号を抽出する技術です。その結果、変調信号の時刻歴が得られます。この信号は、そのまま時間領域で調査、評価することもできますが、後続の周波数分析と共に分析することもできます。エンベロープ分析は、変調信号のFFT(高速フーリエ変換)周波数スペクトルです。 

時間相関
時間相関は音が異なる経路を取り、 異常が一意のインスタンスとして識別される必要がある場合や一つの元の異常が遅延され、繰り返すインスタンスとして識別される必要がある場合に使用できます。

IIRフィルタ
IIRは、有限インパルス応答(FIR)フィルタよりも詳細な制御を提供するフィルタで、FIRよりも明確な信号が必要な場合に使用できます。

特徴

  • グラフィカルなドラッグアンドドロップによる分析プロセスチェーン
    BK Connectにおけるすべての分析には、ポスト分析処理を設定するためにグラフィカルプロセスチェーンコンセプトが採用されています。これには、フィルタリング、分析、表示および保存のための個々の要素が含まれます。これらの要素はそれぞれ設定できます。プロセスチェーンをファイルにエクスポートしてEメールで送信することができるので、他の人は定義済みの標準化された処理を繰り返し使用できます。
  • 自動化された処理
    BK Connectは、インポートされた複数のデータをシーケンスまたはパラレルに分析するバッチ処理を実行し、生産性を最大限に高めることができます。時刻歴データは、ネットワークドライブから自動的にインポートできます。さらに、自動レポート作成のオプションもあります。

追加機能

このオプションは、8402型 BK Connect Time Data Recorder および8401型 BK Connect Hardware Setupに組み込まれたレコーディング機能を有効にします。