3663型

SONOSCOUT – IPADベースのデータレコーダー

CANデータを含む騒音、振動、乗り心地(NVH)データを迅速に収録し、タブレットを使用してすぐに結果を分析できる直感的でポータブルなシステム。

問い合わせ・見積依頼

Sonoscoutは iPad®のアプリケーションを使用し、ワイヤレスデータ収集ユニットを制御するシステムです。この頑丈なフロントエンドは、ユーザーの耳位置での車室内録音用のバイノーラルヘッドセットなどのトランスデューサを最大12個まで接続できます。または(フロントエンド構成に応じて)2つの独立したCANバス入力と最大8個のトランスデューサを接続できます。

フロントエンドはバッテリー駆動式で、iPadにデータを送信して収録できます。または、WiFiを使用せずにフロントエンド内のSDカードに直接収録できます。直感的なアプリを使用すると簡単に基本的な分析を実行でき、BK ConnectおよびPULSE Reflexでさらなる分析やアーカイビングを実行するために収録データをエクスポートする前に、収録データを再生、試聴し検証できます。

無料のデモンストレーションモードを使用してSonoscoutアプリを評価いただけます。

使用事例

  • トラブルシューティングなど一般的な音響振動の収録と分析
  • 競合他社の車両のベンチマークのために車両の吸排気騒音レベルを片手で収録
  • 飛行試験中のキャビン内騒音を耳の位置で素早く収録して再生
  • 現行車両や将来の設計案をNVHシミュレータモデルに組み込むための生データの収集 (内燃機関、電気およびハイブリッド車用のCANデータを含む) 

特徴

iPadは車両のダッシュボードに搭載でき、大きなボタンと見やすいディスプレイにより試験を制御し、音響、振動、タコメータ、およびCANバス信号をモニタできます。運転中の安全性を高めるために、レベルまたはGPSイベントに基づいて自動的に開始します。

測定中は、一つのボタンをタップするだけで表示されたデータのスクリーンショットを保存できます。また、画面をタップして重要なイベントや時間帯にマークをすることもできます。SonoscoutはGPSを使用してルートを自動的にマップ保存し、その後、Google Earth上でマークされたイベントを表示してイベントマーカーの位置を確認できます。さらに、Microsoft Office®アプリを使用してiPad上で直接レポートを生成することもできます。 

収録後、すぐに時刻歴を再生したり、指先で操作したり、デュアルチャネル再生を聞いたり、他の試験や車両と比較して、データを検証することができます。

機能

  • 自動化された校正手順
  • 加速度ピックアップからのデータを試聴して、取り付けを確認
  • Dyn-Xテクノロジーの採用により入力レンジ調整は不要
  • iPadを用いて設定などを写真やビデオ撮影し、試験を記録
  • 自動的にトランスデューサを認識するTEDSサポート
  • 内蔵されたCANバスインターフェース
  • エンジン回転数、速度、スロットル位置などを含むすべてのCANデータをログに記録(3058型 LAN-XI CANバスモジュールを使用)
  • プリトリガ機能と自動停止機能
  • 一般的なファイル形式(.bkc、.pti、.wav、.hdf、.sdf、.asq-wav)でデータをエクスポート
  • FFT、次数比分析、スペクトログラム解析、音質メトリクス
  • 狭帯域および1/3オクターブ分析(合成)
  • iPadコントロールを使用したフロントエンドのSDカード収録オプション

すぐにご利用いただける分析システムパッケージ
Sonoscoutは、データ表示、時間編集、データ管理用のBK Connect PCソフトウェアを含む完全なパッケージとして提供され、ソフトウェアメンテナンスアップデートとエキスパートによるサポートも提供されます。 

ダウンロード

App StoresSMからSonoscoutアプリをダウンロードしてバーチャルデータ収集フロントエンドによるデモをお試しください

データ収集ハードウェア

このシステムは、当社のデータ分析システムの基幹であるモジュール式LAN-XIデータ収集ハードウェアに基づいています。既にLAN-XIハードウェアを所有している場合は、Sonoscoutでそのハードウェアを使用することができます。

CANバスについての詳細情報

CANバスの基礎、車両でCANパラメータを収録するためのシステム設定方法、データ収集システムにおけるCANバスデータの統合に関する規格の概要を説明するインタラクティブなチュートリアルを準備しました。

CANバス チュートリアル

CANバス チュートリアルを開く