2270-S 型

音響インテンシティ測定システム

2チャンネル対応サウンドレベルメータベースの音響インテンシティ測定システムです。騒音源の位置特定、音響パワーの計算、および騒音マッピングなどに使用できます。このシステムには、2チャンネルサウンドレベルメータである2270-S 型、音響インテンシティプローブ、そして必要なソフトウェアが含まれています。

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このシステムは、2チャンネルのサウンドレベルメータ、音響インテンシティプローブ、必要なポスト処理ソフトウェアから構成されており、1人で最初から最後まで簡単に音響インテンシティ測定を行うことができます。

Sound Intensity Software Type BZ-7233による測定ガイドで、IEC、ISO、ANSI、および ECMA 関連規格を満たす測定を可能にします。

使用事例

  • 産業用ポンプや換気装置などの工業製品の音響パワー特性評価と騒音源マッピング
  • 伝送経路調査などの建物の音響評価
  • 電気音響装置やスピーカーキャビネットなど、コンシューマー向けプロダクトの音響インテンシティマッピング
  • 屋上の換気扇など、手の届かない場所にある製品の騒音放射を現場で測定
  • EU 機械指令に対応した製品の騒音ラベリングの測定

2チャンネルマイクロホンプローブで対象の各測定面をスキャンすることにより、騒音源を特定したり、面の平均を求めたりすることができます。自動測定ガイドと測定中の音声フィードバックにより、測定対象エリアをスムーズに集中してスキャンすることができます。測定品質表示機能でデータの妥当性を確認し、必要な測定精度を得らえたかどうかをその場で確認することができます。

データをPCに書き出した後に、テキスト入力、音声コメント、サウンドレベルメータ本体搭載のカメラで測定対象物の写真を撮ってメモを作成することができます。その写真に測定結果を重ね合わせて、等高線のようなカラーマップとして表示することができます。

システムの特徴

  • 現場で測定するための優れた可搬性とバッテリ駆動
  • 1/nオクターブ分析
  • 測定手順を視覚的に表示し、測定と結果閲覧をサポート
  • データをPCのマッピング ソフトウェアにエクスポート
  • IEC 61043 に準拠した音響インテンシティ測定
  • ISO 9614–1、ISO 9614–2、ANSI S12.12、ECMA 160 に準拠した音響パワー測定
  • 音響インテンシティプローブは、1/4 インチまたは 1/2 インチのマイクロホンを使用可能 
  • 結果をアーカイブ、レポート、エクスポートするためのソフトウェア標準付属
  • 透過損失計測のための信号発生器
  • 独自の位相校正技術により、12 mm のマイクロホンスペーサひとつで50 Hz ~ 10 kHz の周波数範囲をカバー

コンプリートキット

さらに、音響インテンシティ測定システムには次のものが含まれます。

  • ハンドヘルドアナライザ用耐候性キャリングケース
  • ウインドスクリーン付きプローブ
  • ハンドル付き延長ロッド
  • 4231音響校正器のインテンシティマイクロホン用アダプタ
  • 巻き尺
  • イヤホン

このケースは、音響校正器、音響インテンシティ校正器、予備の電池などのオプションのアクセサリを収納できるように設計されています。