4190型は、高感度マイクロホンが必要となる高精度の自由音場測定用に設計されています。4190型は外部偏極型であるため、従来のプリアンプと組み合わせて使用する必要があります。
使用事例
- 高精度の音響測定
- 高品質サウンドレベルメータでの使用
- IEC 61672 class 1 に準拠した機器
自由音場型マイクロホンの用途
高周波数においては、反射や回折の影響によってマイクロホンのダイアフラム前方の音圧が上昇します。感度を補正しなければ、この影響によって出力電圧が増大してしまうことになります。自由音場最適化とは、0度入射時の自由音場応答が平坦となるようにマイクロホンの周波数特性を設計することです。4190型は保護グリッドを装着した状態の特性が最適化されています。
自由音場型マイクロホンは、無響室や反射面から遠く離れた位置などで一般に用いられます。その他にも、スピーカやマイクロホンの測定のような一般的な電気音響測定で用いられます。
4190型はクラス1のサウンドレベルメータと組み合わせるのに適していますし、丈夫で安定した、外部偏極型の自由音場マイクロホン(上限周波数20kHz)が求められる高精度の音響測定に適しています。
安定性
プレス加工されたステンレス性のダイアフラムによって、長期安定性や機械的な頑丈さが保証されます。4190型は、IEC 60068 - 2 - 32 の1m落下試験にも耐えることができます。
偏極電圧
4190型は外部偏極電圧を必要とします。そのため、従来のプリアンプと組み合わせて使用する必要があります。外部偏極型のマイクロホンは高温環境でも感度が大きく変化することなく使用できます。
4190型は、従来の2669型プリアンプと組み合わせることによりTEDSを利用できます。TEDSマイクロホンは1つのユニットとみなされ、クリーンルームで密封されます。TEDSは実際のカートリッジの負荷時感度によってプログラムされているため、データをすぐに使用できます。デフォルトのTEDSテンプレートは IEEE P1451.4 ですが、リクエストによって IEEE 1451.4 も使用可能です。
- Capacitance
- 16 pF
- Diameter
- ½
- Dyn. range
- 14.6 – 146 dB
- Freq. range
- 6.3 – 20000 Hz
- Inherent noise
- 14.6 dB A
- Lower limiting frequency -3dB
- 2 Hz
- Optimised
- Free field
- Polarization
- Ext polarized
- Polarization voltages
- 200 V
- Pressure coefficient
- -0.01 dB/kPa
- Sensitivity
- 50 mV/Pa
- Standards
- IEC 61094-4 WS2F
- Temperature coefficient
- -0.012 dB/ºC
- Temperature range
- -30 – 300 ℃
- Venting
- Rear
- Weight
- gram
- Sound field
- Free-field
- Input type
- Classic
- Microphone type
- Free field
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