建物内の細やかな遮音対策
Acciona Infrastructure社では、新しい技術開発に対応するため、ビル内の建築音響と遮音に関する知識と提案を必要としていました。
スペインのAcciona Infrastructure社は世界トップクラスの建設会社に数えられています。同社は先進的、革新的な技術の導入で知られています。会社が技術の最先端に居続けるにはR&Dが不可欠です。Acciona Infrastructure社は、建設技術の開発に関連して、建物の遮音性分析に特化したチームを立ち上げました。
課題
従来の遮音計算方法は常に正確ではなく、値がバラつくことがよくあります。新しい素材や結合方式が用いられるようになったのに加え、スペインの建築技術基準(CTE)の導入がAcciona社を建築物の音響的な品質分析実施に踏み切らせました。Acciona社は、この評価により、要求される正確な遮音を理解し、今後の設計向上につながることを望んでいました。
ソリューション
現場の建物分析では、チームはまず2250型 ハンドヘルドアナライザ、4292型 全指向性音源、3207型 タッピングマシンを使用しました。調査が進み、いっそう複雑になってきたため、計測装置はPULSEデータ収集分析システムとLAN-XIデータ収集ハードウェアにアップグレードされました。
結果
初期のプロジェクトは大成功でした。Acciona社は既存の素材や新素材だけでなく、新しい構造概念についても、より正確な分析ができるようになりました。さらに、より優れた遮音方法と複合素材を作成し、構造力学が継続的に改善されるよう、これらのモデルを検証することができるようになりました。
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