VLS-1ロケット打ち上げを支えるセンサーとロケット搭載アンプ

ブリュエル・ケアーのセンサーおよびロケット搭載アンプは、機上テレメトリーに重要な飛行データを提供するのに使用されています。

DCTA logo

ブリュエル・ケアーは、ブラジル航空宇宙科学技術局(DCTA)の航空宇宙研究所(IAE)と緊密に連携し、VLS衛星打上げプログラムのため、ロケット搭載テレメトリーに重要な飛行データを提供する様々なセンサーや機上アンプを納めています。VLS-1ロケットのペイロードは、赤道上の円軌道で100~380 kg、極円軌道で75~275 kgで、小型人工衛星打ち上げ用に設計されています。

課題

発射装置上での測定は複雑です。DCTAはロケット搭載テレメトリーシステムであるOMC(搭載測定設備)に発射装置の重要な飛行データを提供する最先端の振動騒音センサーとアンプを必要としていました。

ソリューション

ブリュエル・ケアーはロケット内に搭載できる幅広い音響振動センサーを提供しました。これらは構造振動、静的振動、衝撃の測定に役立ちます。さらに、発射装置内外の両方で離陸時の騒音を計測するための高周波マイクロホンも提供しています。打ち上げのように特に重要な事象にはデータ収集のチャンスは1回しかありません。

結果

テレメトリーデータを改善するため、DCTAは今では構造振動、静的振動、衝撃、離陸時騒音のデータを収集できるようになりました。2012年に初めて実施された、実物大ロケット模型を使用した電気試験は大成功を収めました。2段式ロケットの実際の打上げは2016年、最初の衛星打上げは2018年に予定されています。