INPE(ブラジル国立宇宙研究所)の衛星認証試験
ブラジルの宇宙研究機関INPEにとって、高価な衛星の振動試験を行う際、1度目からデータを確実に収集できる試験が必要不可欠です。
ブラジルの宇宙研究機関である、国立宇宙研究所 INPEにとって、高価な衛星の振動試験を行う際、1度目からデータを確実に収集できる試験が必要不可欠です。INPEの振動試験システムは高度なデータ収集、記録、分析機能を備え、個々に特別な役割をもつ複数のユーザーインターフェースをもっています。
課題
INPEはデータ収集、分析システムを必要としていました。そのようなシステムがあれば、振動試験システムを補完し、人工衛星の機械的な認定と受入れ試験が可能になります。言うまでもなく試験の安全性、測定の信頼性、効率的なデータ処理が非常に重要であり、広範な監視や試験を観察するための設備も必要でした。
ソリューション
総合試験セットアップには、324チャンネルデータレコーディングシステムと組み合わせた強力な水冷式V984加振機に加え、ワークフロー主導の試験分析アプリケーションを備えた、複数のオーダーメイドのインターフェースが含まれています。V964は、小さな対象物やサブコンポーネント用に使用されています。
結果
現在では、ポスト処理された結果は、試験後わずか10分で配信することができます。これにより毎日複数の試験や分析を実施できるようになり、施設を一層有効活用できるようになりました。また加振機上に衛星を固定するためのカスタマイズされた治具により、安全で信頼性の高い、効率的な振動試験が保証されます。
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