Mobile Device Testing

ハンズフリーデバイスの試験

車載オーディオ通信システム、会議用電話や、ノートPCのVoIPテクノロジーなどのハンズフリー通信デバイスの音響性能を評価する場合、周辺環境に加え人の頭や身体の音響に対する影響を考慮することが重要です。

周波数応答、ラウドネス定格、指向性応答などの従来の通信デバイス特性評価用パラメータに加えて、オーディオ性能やハンズフリー機器で知覚される再生音声品質と密接な相関関係にあることが知られている背景騒音、スイッチング、エコーキャンセリングが存在する中で伝送品質を判断することが必要です。

システム提案

Testing of hands-free devices system overview

ハンズフリーデバイスを試験するため、当社では測定が人間の物理的存在により干渉されることがないよう、実際の通信の状況にできるだけ近いシミュレーションができるシステムを推奨しています。システムはイヤーシミュレータ、マウスシミュレータ内蔵HATS、測定用フロントエンド、ハンズフリー機器用の7909-NS1型 PULSEベース音声試験ソフトウェアで構成されます。ソフトウェアはVDA(ドイツ自動車工業会)が設定した基準に応じたデータ収集、データ分析両方の機能を持ちます。この構成は、実験室と車室内どちらのオーディオ性能試験にも対応します。