Tescia update june 2022

稼働率を最大化し、市場投入までの時間を最短にします

より多くのデータと高い精度で自動化を実現します

モニタリングや研究開発試験など、エンジニアが時間を有効に使えるように、ホッティンガー・ブリュエル・ケアーは振動、音響、モニタリングなどのアプリケーションをターゲットにした理想的なソフトウェア Tescia(テシア)の最新版を発表しました。

Tescia システムは、重要なデータを安全に取得する方法を提供し、結果の正確さと信頼性を保証します。独自の機能とユーザー中心のワークフローにより、Tescia はセットアップ時間を短縮し、試験項目の保護、データ品質の向上と試験結果の検証を支援します。

この新しいリリースの主な機能の 1 つは、Steady Data Analyzer と Interface Protocol です。これにより、エンジニアは定常データと非定常データを収集して関連付ける事ができるため、気象計などから取得した温度、風、湿度などのパラメータをマッピングして分析、非定常応答が定常パラメータでどのように変化するかを確認できます。 

新しい Acoustic Post Correction ライセンスは、校正プロセスの自動化、マイクロホンやその他のアクセサリの周波数応答補正の計算と適用、ピンクノイズを用いたシステム周波数応答の検証により、試験時間を最適化することができます。これによりTescia は航空宇宙産業の ICAO Annex 16 および FAR36 騒音規格に準拠した音響試験に適しています。

回転機械や転がり軸受の状態を把握するTesciaの診断能力は、ズームやエンベロープ解析、同期時間平均化などの追加ツールで大幅に強化されました。 

船舶の推進システムの状態監視などのアプリケーションでは、これらのツールはより優れた洞察を提供し、エンジニアは故障を早期に検出、評価、対処することができ、信頼性の向上とメンテナンスコストの削減を実現します。

このリリースでは、自動化が進んだことによる誤動作を防止するイベント機能だけでなく、Tescia API(application programming interface)にも対応し、テストセル内またはモニタリングの環境内のシステムを統合する事でブラックボックス化を可能にし、最適な運用を実現するためのより効率的なソリューションを提供します。