Espacio - RAL

振動試験により衛星の信頼性を保証

RAL Spaceのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は新たな振動試験システムを必要としていたためブリュエル・ケアーのLDS加振機を選択しました。

Ral space logo

近年の航空宇宙プログラムはこれまでにないほど短時間の設計、開発期間で、「初期段階から適切な」エンジニアリングを要求します。プログラムのマイルストーンに合わせるため、高品質、目標指向型で費用効率の高い振動試験が不可欠です。Rutherford Appleton Laboratory(RAL)Spaceが新しいジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡に貢献するために、新たな振動試験システムが必要となり、そのためにブリュエル・ケアーのLDS加振機が選ばれました。

課題

RAL Spaceは2018年に打ち上げが予定されている、米航空宇宙局 (NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の重要な部品を開発しています。望遠鏡は宇宙深部で稼働するため、打ち上げ後の修理は不可能であり、信頼性の高い耐久性試験が要求されました。RALは旧型の信頼あるLDS V957加振機を、増加するペイロードと減少する誤差範囲に対処する能力のある新モデルに置き換える時期が来ていると判断しました。

ソリューション

最近のLDS加振機では将来の試験プログラムに必要となる能力を強化しています。今回のシステムはLDS V8 動電型加振機をベースにしており、水平方向、垂直方向の2方向の加振に対応しています。一体型のスリップテーブルは加振機と連結でき、大きな対象物を安全に据え付けることが可能です。

結果

旧型LDS加振機の交換を選択したことで、RALの望遠鏡への貢献の堅牢性を保証するのに必要な、さらに高度な試験を実施することが可能となりました。また、地球から遠く離れた場所での障害発生の可能性が減少することにもつながります。