このPULSEソフトウェアは、マイクロホンやスピーカーなどの電気音響変換器の出力応答および周波数応答を測定します。これは、全ての基礎的な電気音響測定プラットフォームを提供するだけでなく、オプションとなる高度な電気音響測定ソフトウェアの基盤モジュールとなります。
使用事例
- 音響技術者が携わる製品設計の際の開発、事前資格審査、および製造における研究、測定、文書化
- スピーカーやヘッドホンなどの電気音響トランスデューサ音響の性能をベンチマーク
- ハイドロフォン、補聴器、ヘッドセット、電話、マイクロホン、ラウドスピーカーの音響精度を評価
- スピーカードライバーの公差チェックなど、品質保証のための製造時の電気トランスデューサのサンプル試験
オプション導入パッケージ
このソフトウェアの基本機能に、様々なオプションソフトウェアを追加して構築することができます
PULSE基礎電気音響およびこれらの全てのモジュールのフルパッケージは、7907-S1型 PULSE電気音響としてご利用いただけます。詳細については、 Product Dataを参照してください。
使用事例
このソフトウェアをご利用いただくと騒がしい環境でも正確に測定することができます。スイープサイン信号を使用して、時間選択により反射を除去した周波数応答を測定することができます。基本的な出力応答と周波数応答がシミュレートされた自由音場測定を実行し、通常の残響環境でラウドスピーカーを評価することができるので無響室の必要性がなくなります。
複数の入力チャンネルに対応するので、異種のマイクロホンや電気入力といった、異なる種類の入力の測定が可能になります。複数のリアルタイム分析で、プリアンプ、ダイレクト、CCLD入力など複数の入力を異なる設定で分析するなどの組み合わせが可能です。
機能
- 1/nオクターブスペクトル(定比幅、CPB)、高速フーリエ変換(FFT)
- 周波数応答とレベルステップの出力応答測定
- 出力信号の周波数応答自動補正。マイクロホン試験におけるスピーカーのイコライザー処理に使用
- トランスデューサの固有感度を保持するトランスデューサデータベース
- トランスデューサの公称感度測定のための校正および検証手順を自動化
- 温度、圧力などの環境パラメータをモニターするための個別のDC入力
- ITU-TおよびIEEEによるとラウドネス定格計算
- 数種類のトレランスチェック(絶対、フローティング、整列)
- 定常応答(SSR)と時間選択周波数応答(TSR)
- 近接場の測定
- Microsoft Officeアプリケーションでレポート作成
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