LDS V8800

中型加振機

正弦波、ランダム、または非定常加振による振動および機械的衝撃試験のための空冷式加振機システム。電気自動車(EV)のバッテリーセルおよびモジュールや、コンポーネントやサブアッセンブリのような、質量700kgまでの試験体に対する耐久性テスト用。最大正弦定格加振力59 kN、最大衝撃加振力175 kN

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柔軟でパワフル、そしてエネルギー効率に優れたLDS® V8800 + XPA-K加振器システムは、振動および機械的衝撃試験を新たなレベルに引き上げます。マッチングトランスを必要とせず、かつ新機構の採用により、高い衝撃試験性能を標準機能として提供することが可能となりました。  

LDSのICS(Inductive Centring System)は、効率と精度の向上を保証し、COOLモードとQUIETモードはシステムの二酸化炭素排出量を最小限に抑えます。リモートサービス機能により、設備停止時間を短縮し、設備損耗リスクを低減します。 

LDS® V8800シリーズ加振機は、自動車、航空宇宙、防衛、輸送、包装業界において、一般負荷試験、製品認定、包装試験など、様々な研究開発、試験、生産工程で使用されています。高加速度衝撃試験や、正弦波、ランダム、非定常な振動に対する振動試験にも適しています。 

使用事例 

特徴 

LDS V8800中型加振機は、改良された衝撃性能により、標準的な試験体に対し、今日の産業と市場の要求を満たします。マッチングトランスが不要になり、コスト削減と信頼性・性能の向上を実現しました。  

LDS V8800 + XPA-K加振機システムは、以下の衝撃試験仕様を満たしています。150 g 0.5 ms, 150 g 6 ms, 100 g 11 ms, 100 g 6 ms, 50 g 11 ms, 50 g 6 ms)。 

加振機のインダクティブセンタリングシステム(ICS)は、粉塵や熱などの好ましくない環境条件にも影響されません。これにより、定期的なキャリブレーションやセンサーのメンテナンスが不要になるだけでなく、V8800+XPA-K加振機システムの信頼性と効率性が向上します。 

2つのエネルギー消費モードを搭載し、XPA-Kアンプのユーザーインターフェースから簡単に制御することができます。COOLモードは試験に必要な消費電力を抑えるためにシステム設定を自動的に調整し、QUIETモードは騒音を抑えるためにファンなしで加振機を低電力で動作させます。  

加振装置の状態を連続的に監視しています。このデータは解析のために保存され、予防保全や故障検出をサポートします。また、システムのユーザーはアンプのタッチスクリーンからリアルタイムにアクセスすることができます。 

機能オプション 

V8800加振機には、さまざまなXPA-Kアンプシステムが用意されています。正弦波とランダム性を重視する場合は64kVA、衝撃性能を重視する場合は88kVAをお選びください。  

このシステムは、例えば、ガイド付きやガイドなしの垂直テーブルのほか、移動用ホバー機能や熱管理システムなど、お客様のニーズに合わせて選択いただくことが可能です。  標準では、水平加振だけでなく垂直加振も可能にするために、本体回転ギアボックスと水平テーブルを組み合わせた空気除振装置を内蔵したトラニオンに搭載されていますが、アンダーチャンバー用にベースマウントすることも可能です。 

LDS V8800加振システムは、AGREEチャンバーを含む環境試験装置と互換性があります。 

Sine force peak
59 kN
Max random force RMS
66.0 kN
Max acceleration sine peak
140 g
Velocity sine peak
2 m/s
Displacement continous pk-pk
76.2 mm
Moving element mass
43.0 kg
Usable frequency range
5 – 3000 Hz