音圧法音響パワー(残響室ベース)
製品の騒音放射を求める場合、音響環境の影響を受けない絶対的なパワー値であるため、音響パワーが用いられることが多くなっています。
製品の騒音放射を求める場合、音響環境の影響を受けない絶対的なパワー値であるため、音響パワーが用いられることが多くなっています。測定に用いられる主な方法の一つは、残響室ベースの音響パワーです。この方法では残響室(拡散音場)に音源を置き、音圧を測定して音響パワーを求めます。
ISO 3741に記載されている残響室での計測は、非常に安定的に音が放射されている比較的小さい機械の精密級試験を実施するのに特に適しています。一方、ISO 3743-2の要件を満たすために構築された特殊残響室は、それほど費用をかけずにエンジニアリング級の結果が得られるため、特に小型の騒音源のA特性音響パワーレベルを直接計測するのに適しています。ISO 3743-1に記載されている硬い壁の試験室は実用級の測定に利用され、多くの場合、規格で要求されるような特別な音響処置が施されていない何も置かれない一般的な部屋となっています。
システム提案
強力なPULSEプラットフォーム上に構築された7884型 PULSE 拡散音場法音響パワーソフトウェアは、残響試験環境で鳴らした騒音源の音響パワーを求めるために、ISO 3741、ISO 3743-1、ISO 3743-2に準拠した測定、計算手順を提供します。専用のPULSEテンプレートで各規格に従った騒音放射を求め、保存し、レポートを作成することができます。それ以外にも、このソリューションにはLAN-XI データ収集ハードウェアと、マイクロホンセットもしくは単一の回転式マイクロホンが含まれます。
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