8405-E型(8704型、7702型、BZ-5277型 後継)
BK Connect 次数比分析ソフトウェア
次数比分析の実施 – 騒音振動の信号を回転や往復運動する機械部品の回転数に関連付けます
問い合わせ・見積依頼このBK Connect®のオプションは、音響振動信号の次数比分析を行い、回転または往復機械が元来有する不安定性や不均衡に起因する音響振動のパターンを検出します。本ソフトウェアは、データ収集ハードウェアとPCを介して、トランスデューサで収録されたそのままの時間信号を分析します。本ソフトウェアを用いて、音響振動のデータを可動部品の回転に関連付けることにより、エンジニアが騒音源を共振現象と分離する手助けとなります。
使用事例
- 航空機や、自動車のエンジン、パワートレイン、ポンプなどの往復動および回転機械の研究
- ベンチマークなどのNVH(騒音・振動・ハーシュネス)の試験
- タービン、洗濯機、ファンなどの製品の騒音発生源を特定するために回転振動と構造振動を分離する
- 車両またはエンジン回転数掃引(ランアップ/ダウン)時の臨界速度および共振の特定
- コンプレッサーや電気モータなどの機械の特徴分析の実行
このソフトウェアは、カラーコンター、ウォーターフォールプロットやキャンベル線図などの、わかりやすい2Dおよび3Dグラフでデータを表示するので、一貫性のあるパターンや次数を簡単に識別できます。これらの表示から、RPMまたは時間のような、別のパラメータに対して、一つの次数の振幅および/または位相を示す個々の次数スライスを抽出することができます。オートトラッキングを使用すると、タコメータなしでRPMプロファイルを生成することができます。
機能
このソフトウェアは、固定帯域幅のFFTベース次数比分析をBK Connect Data Processingアプリケーションに追加します
- 複数のファイルのバッチ処理
- 収録された時刻歴データの自動処理
- 周波数領域スペクトルに基づく次数比分析
- グラフィカルな次数抽出ツール
- タコメータドロップアウト/擬似パルス補正
- タコメータ補修:平滑化とパルス脱落、または複数のパルス補正
- AutotrackerはRPMと速度プロファイルからタコメータのパルス列合成を行います
追加機能
これらの機能は
- 8405-F型 BK Connect Order Trackingを追加することで、高度な処理とトラッキングされたリサンプリング機能へ拡張することができます。これらは、高次の高速掃引を行う際の高精度分析に推奨されます。
- 8405-C型 BK Connect CPB と組み合わせれば、RPMを1/nオクターブ分析ベースのスペクトルマップに追加することが可能です
特徴
- グラフィカルなドラッグアンドドロップ分析プロセスチェーン
BK Connectにおけるすべての分析には、ポスト分析処理を設定するためにグラフィカルプロセスチェーンコンセプトが採用されています。これには、結果のフィルタリング、分析、表示および保存のための各種エレメントが含まれます。これらのエレメントはそれぞれ設定できます。プロセスチェーンをファイルにエクスポートしてEメールで送信することができるので、他の人は定義済みの標準化された処理を繰り返し使用できます。 - 自動化された処理
BK Connectは、インポートされた複数のデータをシーケンスまたはパラレルに分析するバッチ処理を実行し、生産性を最大限に高めることができます。時刻歴データは、ネットワークドライブから自動的にインポートすることもできます。さらに、自動レポート作成のオプションもあります。