4250型

広帯域体積速度音源(VVS)

リアルタイムに体積速度を現場で正確に計測するため特別な二つのマイクロホンを組み込んだ、すぐに使用可能な体積速度音源。
タイヤやエンジン近傍などの密閉状態から、反射面からある程度の離れたオープンな状態まで、幅広い音響環境に適しています。

問い合わせ・見積依頼

体積速度音源(VVS)は、音響周波数応答関数(単位体積速度あたりの音圧)を測定するための「音響加振機」として、通常、騒音源寄与解析と組み合わせて使用されます。HBKの体積速度音源は、特別なデュアルマイクロホンプローブを使用して、正確な体積速度をリアルタイムで直接測定します。

HBK 4250型 広帯域体積速度音源は、実環境でのS/Nを最大化する2種類の強力なドライバーと、低、中、高周波数帯域それぞれで校正された体積速度の値を得るための3種類のプローブにより、全音響周波数帯域をカバーします。

ドライバーユニットは、透過損失が大きい場合や屋外など暗騒音を低減できないなどの現実の測定環境に対応できるように設計されています。
過負荷保護回路を内蔵し、堅牢な性能を実現。

BK Connect®ソフトウェアを使用することで、体積速度をリアルタイムにモニター、測定することができます。Vibro-acousticの周波数応答関数である単位力あたりの音圧は、相反法と単位体積あたりの加速度を用いて測定することができます。

 

機能

  • 空気伝搬および構造伝搬現象の評価のための広帯域全指向性の音響放射
  • 低ノイズ1/4インチマイクロホンにより体積速度を現場で正確に測定
  • デュアルマイク設計により、近接した構造物の影響を最小化し、最適な測定精度を実現
  • 透過損失が高い車両や暗騒音条件が望ましくない場合の測定に適した高出力
  • 側面からの放射を抑えた3 mホースによる自動車音源(エンジンルーム、タイヤなど)との周波数応答関数の測定
  • ドライバーに接続するプローブやホースプローブアセンブリを交換するためのクイックリリース カップリングシステム
  • CCLDとTEDSをサポートしたマイクロホンで迅速なセットアップが可能
  • 過負荷保護回路を内蔵
  • BK Connectソフトウェアにより、リアルタイムの体積速度測定が可能
    • パスバイSPCモデルのための周波数応答測定には、8442型 VVS Measurementsを使用
    • 一般的なNVH測定には、8403型 Data Processingを使用

HBK 4250広帯域体積速度音源の紹介

HBK 4250 Demo 1

体積速度音源のプローブの設置とBK Connectでの測定方法

HBK 4250 Demo 2