8441-D型 BK Connect
パスバイSPC(伝達経路解析)
BK Connect® パスバイ SPC は、タイヤ、エンジン/モーター、排気などの騒音源がパスバイノイズ全体に及ぼす影響を調査するのに役立ちます。
問い合わせ・見積依頼伝達経路解析(Source Path Contribution, SPC)は、疑わしい音源または振動源からの寄与を、任意の受信位置への様々な音響や振動の経路を介して評価するための技術です。支配的なソースに焦点を当てることで、最も影響の大きい場所にエンジニアリングの工数を集中させることができます。SPC法は、音源と経路が音響と振動の両方である車室内騒音解析によく使用されますが、BK ConnectパスバイSPCは、インドアパスバイセットアップからの測定値を使用した音響解析専用として特別に設計されています。
他のソリューションとは異なり、BK ConnectのSPC法は、測定された全音源を寄与度に分解するのではなく、音源寄与度を明示的に計算します。寄与度の合計を元の全体的な測定データと比較することで、互いに独立して得られた結果を持つモデルの真の検証が得られます。近い一致結果が得られると、モデリングの仮定に自信を持つことができます。これはSPC を使用して設計の最適化や問題解決などの実際のエンジニアリング上の決定を下す場合に重要です。
使用事例
- 伝達経路解析(音響伝達関数と動作条件)による車両通過騒音に対するソース寄与度の評価
- 車両通過騒音に対する寄与の順位付け
- 車両通過騒音に対する設計代替案と、それらの影響の評価
- 車両通過騒音問題の根本原因と潜在的な解決策に関する洞察
- 屋外走行測定データを使用したインドアパスバイシミュレーションのSPCベースでのタイヤノイズ補正
- VI-grade NVHシミュレータまたは8601-S型インサイトと組み合わせた寄与解析
- インデックス付きで共有可能なファイルベースのデータベースを用いた大量のSPCデータ(測定、計算、分析)の管理と共有
機能
- タスク指向、ユーザーフレンドリーなソフトウェア
- Microsoft® Excel® でのオフラインセットアップと BK Connect へのワンステップインポートによる迅速な設定
- SPC解析条件を最適化するのに役立つ音響伝達関数マトリクス検証ツール
- 計算周波数範囲のユーザ制御
- 逆マトリクス誤差を最小限に抑えるためのコンディションナンバしきい値の周波数毎の制御
- 解析順序を制御することで、クロストークエラーを最小限に抑える機能を備えたコンポーネントソースグループ化ツール
- 結果比較やタイヤノイズ計算のためのフィールドパスバイデータのインポート機能
- 共通のファイルリポジトリを使用したTeam Serverでのネットワークベースのデータファイル共有
- レポート編集の柔軟性を高めるためのExcelへのレポート作成および、BK Connectによる次数抽出や狭帯域スペクトル分析などのポスト処理のための時間データのエクスポート
- 音響伝達関数(ATF)と実稼働データに対する複数のファイル形式でのサポート
- ISO路面(屋外)およびインドアでの通過騒音試験と比較するためのパスバイビューアでの結果表示
- Team Serverを使用した結果管理により、任意のテストソースからのパスバイ結果を比較
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